面白き こともなき世を おもしろく
すみなすものは こころなりけり
高杉晋作
今回はストリートナンパではなく、ネットナンパ(通称ネトナン)の話。
世の中には数多くの男女が出会いを求めている。
それに応じるかのように世間にはさまざまな出会い系アプリがある。
アプリは非常に効率がいい。
空いた時間で女性を物色でき、プロフィールが気になれば、アクションを起こす。
お互い気に入れば、アポを取り付け、美味しいご飯を食べに行き、ホテルへと誘う。
しかし、いつしかアプリで出会うことが『作業』になってきた。
そう思うようになってからというもの、アプリは一切しなくなった。
某日。
1年ほど前にアプリで連絡先を交換していた女性と会うこととなった。
仮にA子とする。
A子とは連絡先を交換したものの、お互いの仕事の都合が合わず、会えずじまい。
おまけに電車で数時間以上離れたところに住んでいる。
A子とは趣味もあい、食いつきもそこそこあった。
会えば、ほぼ間違いなく男女の関係になるだろう。
しかし、A子と約束を取り付けた数日後に別の女の子から連絡が入った。
『急な話なんですが、○日に連休とれたので、良かったら会えませんか?』
A子と同じ日時に逆アポ打診。
この子も1年ほど前に同じアプリで連絡先を交換していた。
仮にB子とする。
B子も同じように電車で数時間以上離れたところに住んでいる。
二人とも住んでる場所が遠く、そう易々と会えない。
B子をリスケして、A子とのデートを楽しむべきか。
しかし、
危険を冒せ。人生はすべてチャンスだ。ふつう、一番遠くまでたどり着く者は大胆に行動する意欲のある人だ。
かのデール・カーネギーはこんな言葉を残している。
俺は2人同時に会うことを決意した。
坊主の可能性も視野に入れて。
それぞれに別の女友達も一緒に遊んでもいいか確認をした。
2人とも快く承諾してくれた。
相手が女性という安心感もあったかと思う。
当日。
2人とも同じ時間、同じ場所での待ち合わせ。
しかし、B子が仕事の都合で2時間ほど遅れるとの連絡。
このチャンスを逃すわけにはいかない。
2時間でA子を決める。
プランを考え、あとは出たとこ勝負。
約束の時間。
A子は時間通りに来てくれた。
何でも見透かしそうな綺麗な目をしており、言葉遣いもとても丁寧。
育ちの良さを感じた。
まずはよく行くバーに向かった。
メールである程度和んでおり、多少の下ネタも話していた。
実物に会った時の食いつきの確認をし、再度恋愛トークから下ネタへ移行。
彼女は終始笑顔だ。
よし、問題ない。
1時間程度で切り上げて、寒い日に食べるアイスクリームの美味しさを力説。
そして、コンビニに立ち寄り、貸し部屋へ。
あとはいつもの流れで行為に及んだ。
行為が終わってすぐにB子からそろそろ着くとの連絡が。
そそくさと着替え、B子を迎えに行った。
待ち合わせ場所にB子はいた。
おっとりした雰囲気で守りたくなるタイプ。
ふんわり系といった感じ。
時間は21時過ぎ。
夜も遅く、うちまで時間もかかるため、宅飲みすることにした。
3人は電車に乗り、最寄駅で酒やつまみを買い、タダオ邸へ移動。
2人とも初見のため、会話の全てをリード。
A子に質問を投げかけ、答えた後にB子にも同じ質問をする。
最後に自分がボケて、2人に突っ込んでもらう。
自分がピエロになり、2人の笑いを誘う。
たまにどちらかに面白いレッテルを貼り、それに対して突っ込んでもらったり。
同じようなことを何回か繰り返し、2人の笑いのツボを探る。
人は笑顔になると、口元が緩み、話しやすくなると思っている。
硬い表情では口も硬くなる。
女の子が笑顔になれば、こっちも自然と楽しくなる。
また女の子と会話するときに気を付けていることがある。
・質問をする時も「〇〇ですか?」のような疑問系ではなく、必ず「〇〇だよね。」のように同意を得るような話し方。
立て続けに質問ばかりされるのはうんざりする。
・本来はいい子だけど、たまには悪い子になってみたいとかあるでしょ?のような女の子に冒険してもいいという雰囲気づくり。
・会話の内容は極端に。
男:○○はSかMのどっちかで言えば、ドMだよね。
女:ドMって笑。んー、けど、どっちかといえば、そうかもしれない笑
・褒めつつも軽くネグる。
男:目が吸い込まれそうになるぐらい綺麗だね。ダイソンの吸引力といい勝負!
女:ダイソン笑。
※俺が思うネグとは、相手より優位に立とうとする【マウンティング】とは違い、どんなに雲の上のような存在の女の子にでも緊張したり、臆することなく、いつもの自分を120%出せるようにするための雰囲気づくり。
この辺はいつもキャリーさんのブログを参考にさせてもらってる。
タダオ邸に到着し、まずは乾杯。
テレビをつけ、3人共通の話題を作る。
テレビを見ながら、あーでもないこーでもないと会話をする。
しかし、一向にアダルトな雰囲気にならない。
大学生のサークル飲みのような雰囲気。
気付けば、時間は夜中の12時を回っていた。
ここは一か八か3Pに持ちこんでみるか?
そう思っていた矢先、A子が立ち上がり、こう言った。
A子『眠くなる前にお風呂借りてもいいですか?』
ここしかない。
俺は急いで風呂の準備をした。
そして、いざという時のために買っておいた「LUSH」の入浴剤を取り出した。
「買ったものの使う機会全然なくて。せっかく東京まで来たんだから、これ使ってゆっくり浸かっておいで!」
A子『わざわざありがとうございます♪』
タイムリミットはおおよそ1時間。
この間にぎらつくしかない。
A子が浴室に入ったのを確認し、ふいにB子を後ろから抱きしめた。
抵抗はない。
そして、ある程度愛撫をして、ベッドへ移動。
B子は俺に身を委ね、そのまま行為に及ぶ。
行為完了後、A子が浴室から出てきた。
なんとか間に合った。
次にB子がお風呂に行き、その間にA子とイチャイチャした。
しかし、B子がいつ戻ってくるかわからないということで最後まではしなかった。
B子が戻ってきたため、また3人で飲んだり、ワイワイしたり。
気付けばみんな寝ていた。
翌日は3人でご飯を作ったり、観光したり、食べ歩きをしたり。
楽しい思い出がたくさんできた。
B子が外出の準備をしている間、脱衣所でA子に笛されたのはいい思い出。
住んでるところも仕事も何もかも違う2人。
どちらかをリスケしていたら、死ぬまで相見えることがなかった2人。
人の縁とはなんとも不思議だ。
別れ際、2人が連絡先を交換している姿を微笑ましく感じた。
「また3人で集まろう!」
A子『ぜひ♪』
B子『楽しみにしています♪』
彼女たちの背中に手を振りつつ、再会を強く願った。
女の子同士を会わせるのはリスクが大きすぎる。
こんな意見が多数だと思う。
しかし、以前にも同じようなことをしたことがある。
そのおかげか、夢のような出来事もあった。
その出来事に関しては、また別の機会に。
一度限りの人生。
印象に残るような楽しいことがしたい。
女の子に大いに楽しんでもらいたい。
そんな思いを胸に秘め、今日も街に出かけよう。
ガンシカのシャワーを浴びに。
ナンパには夢があった。
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